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認知症カフェ「昼の町内会」・「夜の町内会」

zoom(オンライン)と喫茶店(オフライン)で開催する認知症カフェ

 

(田中 恵一、愛知県愛知郡)

· 地域性:小都市,運営(起点):住民,取り組み:交流拠点,資金:自己資金,日本 JAPAN

〈コンセプト〉

zoom(オンライン)と喫茶店(オフライン)で認知症カフェを開催しています

〈取り組みをスタートした時期〉

2019年4月

〈概要〉

医療介護施設、コミュニティセンターではなく、地域住民の集まる喫茶店にて認知症カフェを月2回開催しています。平日昼間の開催だけでなく、日中仕事している方や、夕方夜間しか時間の取れない方でも参加できるような、夜の認知症カフェも開催しています。

〈運営主体について〉

認知症カフェの開催は個人としての活動です。居住地域の喫茶店に協力をいただいて開催場所を提供していただいています。オンライン認知症カフェの開催にあたっては、zoomのアドレスをDFJI(認知症フレンドリージャパンイニシアチブ)の協力のもと、提供していただいています。

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〈取り組みのきっかけ〉

認知症カフェの開催は2019年4月から、オンラインもできる認知症カフェとして活動を併催し始めたのは同年11月です。2020年2月以降、新型コロナウイルス蔓延による対人・対社会的交流が急激に制限され、緊急事態宣言を含めて、個々が孤立していく中、人との交流が制限された環境下で、身体的距離を置きつつも精神的社会的な繋がりを保つ試みとして、オンライン認知症カフェを開始しました。

〈運営コスト〉

個人活動なので、運営資金はありません。すべて持ち出しです。喫茶店にも何も支払っていません。認知症カフェ自体が、医療法人や施設などのつながりではなく、あくまでも個人活動なので、喫茶店で飲食をしていただくことでコストを賄っています。

〈運営に必要な費用概算〉

0円

〈運営資金の確保の手段〉

自費、認知症カフェ開催にあたり、私個人は援助を受けていません。 DFJIのzoom固定アドレス(有償アカウント)を定期提供して頂いています。

〈持続させるための仕組みや工夫など〉

やめてしまうことは簡単ですが、一度止めてしまうと再開するのにエネルギーを多く要すること、皆に忘れられてしまうかもしれないことを考えると、手段や発信する工夫をしながら続けていくことで、地域の中で継続して認識してもらえるのではないでしょうか。そのためには地道に自分の住む地域やお店を味方にしていくことが大事だと思います。

〈これまでに苦労したことと、それをどのように乗り越えてきたか〉

開催場所が喫茶店であり、緊急事態宣言により店舗自体の運営に必要なお客さんが来なくなってしまったことです。営業時間の短縮を余儀なくされたことで、認知症カフェ自体が開催できない可能性も心配しました。感染症対策を対人環境含めて徹底しながら、「とりあえずなんとか続けています」「喫茶店から認知症カフェ発信しています」と、やめる選択肢を選ばずに続けることを選びました。

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〈うまくいっていること、やってよかったと思うこと〉

最初は「変わったことをしている」「オンラインとかzoomなんて難しくてできない」と言われましたが徐々に浸透して、他の認知症カフェもオンラインで開催・併催しているところが増えてきたことです。また続けているなかで、喫茶店の掲示やポップに載せてきた「認知症」という単語が特別なものでなくなってきたこと、喫茶店のお客さんに、認知症カフェが当たり前のイベントとして認識されてきたこともやってよかったと感じています。

〈うまくいっていないこと、今、悩んでいること〉

緊急事態宣言下で、対人オフラインの認知症カフェが小規模でしか続けられないことと、感染症対策を優先させているなか、直接話をしたいことが後回しにされてしまうことが課題です。また喫茶店のなかでも、距離をおいての活動が続いていくと、新たに参加したり話をするきっかけがつくりづらいと感じています。

〈今後のビジョン〉

緊急事態宣言が続く中、自治体の刊行物(広報誌)やオンラインを併用しながら、いまの制限が収まるまで地道に発信を続けていきます。愛知・岐阜・三重ならではの喫茶店文化を大事にした活動を継続したいと思っており、地域の喫茶店で当たり前にコーヒーとモーニングを食べながら認知症の話ができるようになればと願っています。

■事業名:認知症カフェ「昼の町内会」・「夜の町内会」

■事業者名:田中 恵一

■回答者名:田中 恵一(認知症カフェ「昼の町内会」・「夜の町内会」代表)

■事業所住所:愛知県愛知郡東郷町春木台4-11-10-1F Cafe Bar Gallery 3piece

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