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新しい生活様式でのコミュニティのあり方

コロナ禍のなかでも繋がりを途絶えさせない活動

 

(特定非営利活動法人もちもちの木、広島市中区)

· 地域性:大都市,運営(起点):介護,取り組み:交流拠点,資金:助成金,日本 JAPAN

 〈コンセプト・特色〉 

コロナ禍のなかでも地域住民と試行錯誤し創意工夫を行い繋がりを途絶えさせない活動   

〈取り組みの概要〉 

①月2回のカフェ活動(毎回50名参加) 

いままでの活動では感染リスクが高いためにお弁当を取りに来ていただく形式に変更して開催しています。 

②高齢者、認知症者向けのオンライン体験 

オンラインがお守りになるように、理解するのではなく、体験を通して身近で気楽に暮らしに活用できるように促す活動です。 

③生活支援の自費サービス 

④身体機能を高める活動   

〈運営主体について〉 

「特定非営利活動法人もちもちの木地域コミュニティ支援事業部」 

広島市中区・西区で地域づくりを実践しています。年間参加者人数は延べ1万686名(令和1年)です。 

・庚午カフェボランティア(2014年からカフェ活動開始、年間参加者延べ850名) 

〈取り組みをスタートした時期〉 

2020年12月   

〈取り組みをスタートしたきっかけ〉 

新型コロナウィルスの感染防止のために地域の活動が途絶え、多くのつながりが失われてきていました。半年経ったころから、活動者のボランティアから動くのが面倒になった等の声も出始めていました。これまでともに活動して来た地域活動者と試行錯誤して、新しい考え方で集いの環境を創っていくことに合意してスタートとなりました。   

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〈運営コスト〉 

法人で運営してきた多世代シェアハウス併設のコミュニティスペース(約100㎡)を活動の場として広島市の補助金を申請しました。介護事業の衛生管理をこのコミュニティでも実施し、エアロゾルを底流させないためにサーキュレーター、換気の増設やパーテーション常備、衛生品など可能な限り感染リスクを防止した環境を整備しました。   

〈運営に必要な費用概算〉 

3万円/月   

〈運営資金の確保〉 

自費、寄付、自治体予算   

〈これまでに苦労したことと、それをどのように乗り越えてきたか〉 

衛生管理に関して地域活動者の認識のズレがあり、活動とリスク回避のバランスを整えるのは簡単ではありませんでした。また、地域住民はこれまでの生活に戻りたいという願望が強く、新しい生活様式の考えに抵抗を示す傾向が大きかったです。何度も繰り返して感染予防について伝え続ける必要がありました。   

〈うまくいっていること、やってよかったと思うこと〉 

①昨年末の「おひとり様のおせち」は80食の注文があり、家族のところに行けない、家族が帰省できない高齢者や認知症の方に大変喜ばれました。毎回40食提供、安否確認と、取りに来る目的が馴染みの人に会う喜びと、フレイル防止の運動になっています。 

②Amazonアレクサ2台を軽度認知症高齢者の見守り用として日常の支援に活用し、安否確認やインスリン自己注射の確認など安定した声掛けが可能になりました。地域活動者、高齢者にタブレットを貸出オンラインでつながるトレーニングを実施。現在5名が利用しています。 

③虚弱高齢者の引越しの支援があり、馴染みの関係の専門職員が支援して安心して新しい暮らしを始めることができました。   

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〈うまくいっていないこと、今、悩んでいること〉 

①お弁当をつくるボランティアも密にならないように人数制限をしているために、一人に対する負担が大きくなっています。取りに来られない高齢者が増加傾向にあり、自宅まで持参するケースが増えてきています。車で届けるボランティアの確保も必要になりました。 

②高齢者のオンライン体験活動は言葉で伝えると「できない、わからない」とすぐに回答があり、一人ひとりに実践で見せていくことになるので進む速度が遅くなります。 

③広報が不十分で利用者が増加していないが担い手も少ないためにマッチングが課題です。 

④①②③の活動で手いっぱいだったので現在は未実施です。4月から実施の予定です。   

〈持続させるための仕組みや工夫など〉 

地域活動者と常に対話をしながら共に実践を重ねていくことで、良い関係を築き、活動者たちも犠牲的になることもなく、日常の暮らしの中で楽しく活動し成果を上げ、喜びとするような仕組みを創意工夫しました。常に対話では肯定ファーストを心掛け、状況に合わせて方法を変えていくことを提案しました。理解ができないときも対立ではなくより良い方法を何とか考え出すようにファシリテートしています。   

〈今後のビジョン〉 

安心できる集いの実践を通して、新たなつながり方のスタイルを定着させたいです。安心できる津堂の実践を繰り返して新たなつながり方のスタイルを定着させたいです。それとともに、居住支援の活動もスタートして暮らしの場をコミュニティに近づけて、認知症になっても縁ある生活で安心できる地域づくりをしていきます。 

■事業名:新しい生活様式でのコミュニティのあり方 

■事業者名:特定非営利活動法人もちもちの木 

■取材協力者名:竹中 庸子(特定非営利活動法人もちもちの木理事長) 

■事業所住所:〒730-0854 広島市中区土橋町5‐35

 ■サイト:https://mochi2.stars.ne.jp/

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