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ケアリングクラウン

心や身体に傷を負っている人たちに、笑顔と癒しの時間を届ける活動

 

(Clown one Japan、東京都港区)

· 地域性:大都市,運営(起点):その他,取り組み:その他,資金:自己資金,日本 JAPAN

〈コンセプト・特色〉

心や身体に傷を負っている人たちに、笑顔と癒しの時間を届ける活動

〈取り組みの概要〉

道化師の格好をしたクラウンが全国の高齢者施設、養護施設、障がい者施設、病院、被災地、児童館、育児サークルやコミュニテイ、公園などを訪問し、利用者さんや患者さんなど子どもから高齢者までの方を対象に、話を聴いたり、一緒に踊ったり、歌ったり、アート制作をしたり、遊んだりしながら心や身体を解放したり、癒されることをお手伝いしています。

〈運営主体について〉

クラウンチーム「clown one Japan」の母体は、もともとアメリカにある「clown one」という映画「パッチ・アダムス」(ユニバーサル映画)のモデルとなったハンター・アダムス氏がつくったもので、いわば支部にあたります。

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〈取り組みをスタートした時期〉

2015年4月

〈取り組みをスタートしたきっかけ〉

代表の金本が、世界の病院や施設などでやっているケアリングクラウンの活動を知り、自らがクラウンを体験していくうちに、まだあまり知られていない日本でこのケアリングクラウンの活動を広めたいと思い、この思いに賛同してくれる人たちを募ってスタートしました。

〈運営コスト〉

活動にかかる交通費や材料費などは、すべて自費になっています。チャリティーでフリーマーケットに出店し、そこでの売り上げをプールして活動費用にあてることもあります。あるいは、活動先によっては有償で受けてくれるところもあり、材料費などに回しています

〈運営資金の確保〉

自費

〈これまでに苦労したことと、それをどのように乗り越えてきたか〉

日本ではクラウンの知名度がまだまだ低いので、周知してもらうことに苦労しました。ことに病院や施設は現場に入れてもらうまでのハードルが高く、ご理解いただけることは容易いことではないのですが、実際に現場に勤めておられるスタッフの方がクラウンの活動を体験したり、その方からの紹介を経て訪問することが可能になるケースも多かったです

〈うまくいっていること、やってよかったと思うこと〉

チームのコンセプトの一つは、クラウンの活動を通して異世代の人達や障がいの有無を超えてつながりあうこととしています。クラウンチームに所属する親御さんの子どもたちが、親御さんと一緒に高齢者施設に訪問することも多く、核家族の環境の中で育った子どもたちが施設の高齢者の方と交流できるという機会にも恵まれています。

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〈うまくいっていないこと、今、悩んでいること〉

新型インフルエンザコロナの影響により、施設や病院に直接訪問することがほぼ全面ストップになりました。リアルにお会いすることで、相手の方とより深いかかわりができることをモットーにしてきたので訪問できずにいることです。

〈持続させるための仕組み、工夫〉

現在のコロナの状況下でもできることを考えて活動を継続しています。例えば、オンラインで施設や個人宅と回線をつなげて活動をしたり、課外でのクラウン活動をしたりなどしています。クラウンをしているメンバーの中には介護や医療の仕事に就いておられる方もいるので、それぞれの職場でクラウン活動をすることを推奨し、実際にそのように活動している人たちもいます。オンラインで施設や個人のご家族の方とつながれるようにオンラインクラウニングの活動をしたり、介護の現場にいられる方向けにメッセージ動画の制作をしたりしています。

【メッセージ動画】

https://www.youtube.com/watch?v=IvdfT-b9EOg

〈今後のビジョン〉

今後は、「Social clown」という考え方をしたいと思っています。病院や施設だけのケアリングクラウンではなくて、社会におけるケアリングクラウンという考え方です。

家庭でも、学校で、会社でも、銀行でも、駅でも、コミュニティでも(いつか国会にもクラウンがいたらいいと思っています)、クラウンのマインドをもった人たちがいるソーシャルディスタンスならぬ、ソーシャルクラウンという考え方。

適正に物理的な距離を保ちながらも、心の距離はもつ。

例えば、「こんにちは」と挨拶すること。

例えば、「今日の調子はどう?」と相手に声をかけること。

例えば、メールや電話で近況を伝えたり、聞いたりなどするなど。

物理的な距離は離れても、「つながりあう」ことはできる。世の中が不安定なときこそ必要なのは、周りの人とのつながりなのではないかと思います。

誰かとつながっているということ。自分一人ではないということ。赤鼻をつけていても、つけていなくてもよいのです。自分の周りの大切な人に寄り添ったり、話を聞いたり、一緒に笑ったり、楽しいことをしたり、すべてがクラウンの活動になります。

ソーシャルディスタンスではなくて、ソーシャルクラウンという文化をつくっていきます。

■事業名:ケアリングクラウン

■事業者名:Clown one Japan

■取材協力者名:金本麻理子(Clown one Japan代表)

■事業所住所:〒106-0044 東京都港区東麻布2-6-6-402

■サイト:https://www.marikokanemoto.com/

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